【激安】安くてクオリティの高いエロゲTOP5
エロゲやりたいけど高いんだよね...
そんな方に向けて3000円前後で買えるミドルプライスエロゲをまとめました!
フルプライスエロゲと違い1つのルートしかなく尺が短くなりますが、
その分サクッとプレイできる魅力があります。
特に最近のミドルプライスはクオリティが明らかに高くなっており、
現在のエロゲ業界の主流のスタイルの1つになりつつあります。
紹介するゲームは「とりあえずやってみるか」ぐらいの気持ちで一度試してみてみるとそのクオリティの高さに驚くと思います!
安くてクオリティの高いエロゲTOP5
神待ちサナちゃん
抜きゲーですがシナリオの完成度も高く話題になった作品。
立ち絵でのまばたきの表現や、HシーンでのOっぱい揺れなどをE-moteで動かしており正直3000円以下のゲームでこれができるのが凄い。
テキストウィンドウもバルーンウィンドウ(ふきだし)にできたりと新しい物を作ろうという意気込みが見える作品です。
エロあり笑いあり感動ありのクオリティの高いエロゲで非常におすすめ!
アイカギ
幼馴染とのイチャイチャ同棲生活を存分に堪能できる作品
とにかくヒロインの栞ちゃんがひたすらに可愛い。
パッケージが好みの人は即買いしていいレベル
変にシリアスなどを入れずひたすらイチャラブで突き通す姿勢は、
これぞエロゲといわせてくれる作品だと思います!
「アイカギ2」も出ていますが登場人物につながりなどありませんので、
2のヒロイン(皇 綾乃)が好きな人はそちらを購入するといいと思います!
妹のセイイキ
今は亡きfengの低価格シリーズの妹編。妹はいいぞ
ひったっすらにイチャイチャするだけのゲームなので、
妹キャラ好きは大満足の内容になっています!
秋野花さんの妹キャラはマジGOD
公式のゲームの紹介分にある、
feng史上「いちばんあまい。」シナリオ
の文句に恥じない激甘のシナリオをぜひ試してほしい。
きまぐれテンプテーション
ただの抜きゲー....かと思ったら思った以上にシナリオ重視な作品
ヒロインのアンネがひたすらに誘惑してくるのですが、マジで萌える
日によってさまざまな服装を見せてくれるのも「わかってる」
E-moteでキャラがぬるぬる動くので普通にエロい。
全体的な完成度が高く、
「萌えゲーアワード2019 エロス系作品賞PINK 受賞」作品も受賞しました。
2019年の準新作らしい流行や目新しさが詰め込まれた作品なので気になる人は是非!
SugarKiss! CandySoft
たばこに厳しい時代にあえて出してきたタバコが絡むアダルティな雰囲気の物語
サバサバ系の大人のお姉さんと徐々に打ち解けていく「大人な雰囲気」が良く出ている作品だと思います。
喫煙所から始まる恋なんて、どこかで実際に起こっていそうなストーリーのおかげで会社員の自分は没入感が高まって面白かったです。
映画などでたばこの煙をくゆらせたりするシーンを「かっこいい」と思ってしまうタイプにはすっごくお勧めしたい作品。
まとめ
近年のミドルプライスエロゲは本当にクオリティが高くついつい買いすぎてしまうので注意が必要です笑
短時間でサクッとできる点から、時間があまり取れない人にもおすすめです!
どれも本当に安いので是非一度手に取ってみてほしいなと思います!
安いエロゲを探している方の参考になれば嬉しいです。
【燃えゲー】熱い展開・演出がおすすめのエロゲTOP5
「うおおおおおお!!」ってなる熱い展開なエロゲってありますよね!
熱いBGMと一緒にキャラたちが感情をむき出しにする展開は、
基本静止画のエロゲでも躍動感を感じられて凄くいい...
そんな萌えゲーならぬ「燃えゲー」を厳選して紹介します!
なるべく新しい作品から選択しましたので、エロゲ選びの参考になれば良いなと思います!
展開が熱いエロゲTOP5
装甲悪鬼村正
中二全開の超重圧時代劇です。
戦後日本の世界観に「劔冑(つるぎ)」と呼ばれるロボットのような物をぶち込んだ歴史改変SFになっており世界観はまさに骨太の一言。
劔冑を装備する際に変身セリフみたいなのがあるのですが、それがカッコよすぎる
「鬼に逢うては鬼を斬る。仏に逢うては仏を斬る。ツルギの理ここに在り」
中学二年生にはたまりませんな!
暗くダークな作風を求めている方にオススメしたい作品です!
9-nine シリーズ
サクサクとプレイできる異能バトル系エロゲです、
1作品単体はすぐに終わるため、時間がそこまで取れない方にオススメ。
全部で4部作となっており、1作目から順番に勧めていくことで徐々に物語の全貌が明らかになっていきます。
割合的には日常パートやギャグ多いですが、シリアスな展開はとことん重い展開が続くため非常にバランスが取れている作品だなと思いました。
抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか? シリーズ
いろいろブッ飛んでるバカゲーですが、実は結構熱いゲーム。
今までの全てのバカゲーを超えるバカさから、発売初期から話題になり続けて今もファンを増やし続けている超話題作。
精乱島から帰ってきた後は、日常会話に支障が出るレベルでおかしくなれます(笑)
不真面目なセリフを織り交ぜながらも
「マイノリティという立場がいかにして受け入れられるか?」
と言うまじめなテーマをサラッと回収していくシナリオもお見事。
まだプレイしたことがない人は、体験版なりyoutubeの公式チャンネルを見ればどんなゲーム化がわかると思いますので是非!
穢翼のユースティア
エロゲ界ダークファンタジー物の金字塔の1つ
それまで学園物エロゲが中心だったAUGUSTが作った本気のファンタジー作品で全ての完成度がバカ高いです。
発売が2011年と少し古いですが名作と名高くその絶大な人気から、
2016年にwin10対応の新装版としてもう一度発売されているほどの人気作品。
萌えとハードボイルドが融合したエロゲだからこそできた世界観は今見てもトップクラスの面白さだと思います!
千の刃濤、桃花染の皇姫
剣劇が中心の物語でヒロインより男キャラが好きになっちゃう系の奴です。
とにかく演出が凝りに凝りまくりで、エロゲがただの紙芝居と呼ばれる時代は終わったと感じさせる作品。
ただ単に主人公が無双するのではなく、幾多の戦闘やヒロインとの共闘をしていく中で強くなっていく展開はマジで激熱。
個人的にはオーガストで一番好きな作品なので是非プレイしてほしい!
まとめ
ここで上げたゲームを見返してみると、主人公がどれも魅力的なので
燃えゲーの条件って主人公のカッコよさが重要なのかなと思いました!
どれも本当に熱くなれるゲームなので、
まだプレイしたことのない作品は是非遊んでみてほしいなと思います!
【危険】中毒性の高いエロゲソングTOP5
「頭にこびりついて離れない....」
そんな曲ってたまにありますよね(笑)
特にアニメソングやエロゲソングはテンポが速い曲が多いので、あらゆるジャンルの中でも最高の中毒性を持った曲が多いと思います。
少しググると沢山の方が多くのエロゲソングを紹介していますが、詳しい方ですと紹介されている曲が被っていることが多いと感じるのではないでしょうか?
そこで普段からエロゲソングを聴きまくっている私が、「あんまり紹介されていないな...」と感じる、少し隠れた中毒性の高いエロゲソングを紹介します!
中毒性の高いエロゲソング
primal(プライマルハーツ OP) / solfa feat.Ceui
曲全体の静から動への移り変わりが綺麗すぎる曲。
メロディーが少し変則的で先の読めない展開がクセになります。
ソロ含めてギターが良い味を出していて、ブリッジミュートのツクツク音も気持ちいい
爽やかな曲が好きな方にはたまらない曲だと思います!
Magenta Tear(働くオトナの恋愛事情2OP) / 霜月はるか
まさにエロゲソングと言うべき歌詞を超おしゃれな曲に仕上げているのが面白い。
RushのYYZみたいなサビ前のハモりがプログレ要素満載でめっちゃ好き
霜月はるかさんも相変わらず声いいし、上手いしで流石としか言いようがないです。
プログレ好きにオススメしたい1曲
夢と色でできている(夢と色でできている OP) / 佐咲紗花
サビにかけて高まっていく感じがテンションを爆上げしてくれます。
歌詞も良いフレーズが満載で特に
明日 君を連れ去って思い出さえ連れ去って夢の先を見に行こう 待ってるさ僕等のこと ずっと
これが前半の思い出を振り返っている歌詞との対になっていて、すごく好きです。
【キスのひとつで】が好きな人は絶対好きになる曲だと思います!
Magical Girl☆Conflict(宿星のガールフレンドOP) / 松下
最近エロゲソング界で大活躍中の松下さんにめちゃくちゃマッチしてる曲
最初の「そんないきなり超急展開付いていけません!」からの
急降下していくようなリズムの加速感がたまらないです。
最後の「ちゅっ」なんて昔の萌えゲーソングを思い出させるような、
新しさの中に古臭さが入り混じった中毒性の高い曲だと思います。
リンリンシェアリング(お兄ちゃんシェアリングOP) / 薬師るり
THE 電波ソング
薬師るり×お兄ちゃんソングは他にもたくさんありますが、
この曲は特に中毒性の高いの高い曲になっています。
「膨らんでく胸のドキドキ今は成長期 (夢いっぱい)」
個人的にこの下らなさがクセになります(笑)
まとめ
やっぱりアップテンポかつ疾走感のある曲が中毒性の高い曲になりやすいですね。
紹介した5つの曲を聴いたことがない人は是非聞いてみてください!
エロゲソングを探している方の参考になればうれしいです!
その他のエロゲソング紹介記事
【ガチ】泣ける感動エロゲ・ギャルゲTOP5
「おすすめの泣きゲー」って検索したら沢山出てくるけど、結局どれをやればいいの?
この疑問に対する【個人的結論】をお伝えします!
私はエロゲ歴は約2年でプレイしてきた本数は大体130ほどです。
ネットで名作と言われているエロゲやギャルゲは大体プレイしており、古いものから新しいものまで多くの泣きゲーをプレイしてきました。
その中でも自分が本当に泣けた名作を紹介します!
個人的泣きゲー結論
CLANNAD
「渚、見つけたよ、やっと見つけたんだ、俺にしか守れないもの、俺にしか守れないかけがえのないもの、それは、ここにあった」(岡崎朋也)
CLANNADはガチで全人類がやるべき超名作
泣きゲーの金字塔、キングof泣きゲーです。正直これだけやっておけばいいような気がする。
主人公(岡崎朋也)が恋人や親友、恩人など様々な人と出会い、関わりながら人間としての成長を描く、1人の男の人生の物語です。
「家族」を扱う感動物語は世に溢れていますが、自分はこれほど【本当の家族の物語】に出会ったことがありません。
「とりあえず感動したいんだよ....!」
という方は最優先で絶対やるべき
私が美少女ゲームにのめりこむようになってしまった元凶です
千の刃濤、桃花染の皇姫
安寧の日々は灰燼に帰した―
和の雰囲気を前面に押し出したオーガストの意欲作。
泣きゲーと言うよりかは燃えゲーとしての側面が強いですが、自分がプレイしたときは燃える展開の先にプレイヤーを感動させ何かを心に残してくれる名作だと思いました。
類似作として穢翼のユースティアがありますが、プレイヤーを物語に引き込む力はこちらのほうが断然上です。(どちらも超名作です)
ぜひ、「忠義」に生きるキャラたちが紡ぐ激動の時代を体験してほしい
詳しい感想はこちら!
はつゆきさくら
「自分と、全ての懐かしい人達に報いるために」――初雪
新島夕さん在籍時のサガプラネッツ最後の作品。
復讐にとらわれた主人公(初雪)が仲間とかかわり成長していく中で過去とのかかわり方を見つめ直すストーリーは、自分自身の過去の見方を見つめ直させてくれます。
少し時間はかかりますが最後までプレイすると「やってよかった」と心から思わせてくれる作品です。
WHITE ALBUM 2
あたしが、先だった・・・先だったんだ―冬馬かずさ
主人公とヒロイン2人が作るドロッドロの三角関係を高校から社会人まで描いた作品
普通の恋愛ゲームとは一味異なり、気持ちのすれ違いや人間の醜さなど心の弱さに焦点を当てたガチガチのヒューマンドラマです。
恋愛面だけではなく高校編での若さと青臭さがあふれる青年から、社会人になり大人になっていく登場人物たちの成長も楽しめる作品。
人間関係や心理描写にスポットを当てた作品をプレイしたい方は絶対プレイすべき!
詳しい感想はこちら!
Summer Pockets
眩しさだけは、忘れなかった。―
2018年に発売されたKey渾身の最新作。
あの麻枝准さんが
「プレイ中クリックをしながら涙を流す「本当に泣いた」という評価を勝ち得なくてはもうKeyというブランドは終わると覚悟して臨んだ作品」
ともうなんか凄い覚悟で制作された作品です。
実際プレイしてみると本当にラストシーンでクリックを進めていると、夏休みの終わりのような寂しさやこれからの期待感がぐちゃぐちゃになって本当に「泣ける」作品でした。
感動という言葉だけでは足りない、感情の濁流を味わえる作品です。
詳しい感想はこちら!
まとめ
心に響く要素というのは人それぞれですので、
「あの作品が入っていない!」という意見も多数あると思います。
ですが、この記事で上げた5つのエロゲは自分がプレイして本当に感動したゲームで
今でもプレイしてよかったと思えるものを厳選したものですので自信をもって人に勧められるものだと思っています。
気になったものがあったら、ぜひプレイしてみてください!
きっと心に響くものがあるはずです!
泣きゲーを探している方の参考になればいいと思います。
『あかべぇそふと15周年記念パック』が激熱!!絶対買うべき個人的名作エロゲを紹介
現在FANZAでエロゲGWセールが開催されており、様々な作品が非常にお買い得な状態になっていますが、その中でも破格ともいえるセールがある....それは
【まとめ買い】10本選んで1万円!あかべぇそふと15周年記念パック
これマジでやばいです!10本のエロゲが1万円で買えちゃう時点でやばいんですけど、驚くべきはそのラインナップ、普通こういうまとめ買い系はしょぼい作品しか買わせてくれないことがほとんどですが、このキャンペーンは「古き名作から準最新作まであかべぇブランドのほぼすべてを堪能できるラインナップ」となっています!
エロゲをプレイしている人なら絶対に避けては通れない名作もラインナップに含まれているので、エロゲを始めたばかりで何をプレイしたらいいかわからない人はなおさら今回のセールをチェックしたいところ。
ここからは個人手に絶対買っておきたいあかべえブランドの名作を紹介します!
車輪の国シリーズ
今回のセールでの目玉の一つ!エロゲ史に残る歴史的名作と言っても過言ではないぐらい有名な車輪の国シリーズです。
発売は2005年と非常に古いのですが、エロゲ批評空間でのデータ入力数が約5000、おすすめエロゲを紹介するまとめ記事では頻繁に紹介されるなど、もはや扱いがレジェンド級の作品です。
その理由は何と言ってもプレイヤーの驚きと感動を引き出すシナリオにあります。自分もプレイしたときは作品の至る所に散りばめられた伏線にハッっとさせられたり、自分の内側をえぐられるような名台詞、名シーンのオンパレードで非常に驚きと感動が押し寄せてきたりと、衝撃の連続でした。
とりあえず10本も選べるので本編(向日葵の少女)とファンディスク(悠久)の2本はまだプレイしたことがない人は買っておくべきですね。
ちなみに本編も素晴らしいのですが、真の本編はファンディスクなのでFDの購入は絶対にお忘れずに。
僕の一人戦争
凄く過小評価されている作品だと思う作品No1。本編は選択肢なしのメインヒロイン一人で進んでいくので、プレイ感は映画を見ている感じに近いです。
車輪の国とは違う切り口での人と人とのつながりや脆さ、醜さを描いたヒューマンドラマで、あかべぇブランド(るーすぼーい)史上、一番人間関係に着目した作品だったんじゃないかなあと思います。
主人公たちが突如”会”と呼ばれるタワーディフェンスゲームに巻き込まれ、しかもルールもわからない状態からスタートするという、謎がたっぷりの序盤はミステリ好きにはたまらない展開だった
まさに『隠れた名作』って言葉がぴったりの作品だと思います。
恋愛事情シリーズ
恋愛事情シリーズは抜きゲーとしての側面が強いですが、ヒロインのキャラと主人公との掛け合いが非常に面白いため、普段シナリオゲーしかやらない自分でも非常に楽しめました。
抜きゲーがベースなのでルート入ってからの初Hまでのスピードがシナリオゲーと違ってスピーディーなのですが、それがストーリーのテンポを良くしていて非常に読みやすい作品です。
中身はひたすらヒロインとイチャラブするだけなので、頭を空っぽにキャラとエロを楽しみたい人にピッタリの作品だと思います。
ちなみに自分は「働く大人の恋愛事情2」が一番好きです。
あとOPがどれもメッチャカッコイイので是非聞いてほしい
るいは智を呼ぶ、暁の護衛
実は自分はこの2作品はやっていません....なので感想などは言えません。
ただこのラインナップに入れたのはこの2作品は非常に有名な作品で、批評空間のデータ入力数がどちらも多い、様々な方が紹介しているため前々から自分でもプレイしたいと思っていた作品でしたのでここに入れました。まあ有名な作品は買っておいて損はないってことで。
そのうちプレイすると思いますけど、感想はその時に書こうと思います。
10本埋まらない人はとりあえず入れておくといいと思います。
まとめ
10本で1万円とかエロゲの相場にしたらマジで破格なので、エロゲやってる人はとりあえず参加しておくといいと思います。あかべぇの歴史は15年と長いので、ここに挙げた作品以外にも良作はたくさんあるので10本なんて案外すぐ埋まります。
とりあえず車輪の国は是非プレイしてほしい!
『銀色、遥か』は恋愛ゲームの完成形かもしれない【感想】
※記事後半からネタバレ注意
評価
95点
タイトルにもある通り、私はこのゲームをプレイしていて「美少女ゲーム、恋愛ゲームにおける1つの完成形なのかな」と感じた、素晴らしい出来であると思いました。
このゲームの素晴らしいところはいくつかあるのですがその1つとして、主人公が一般人であり、世間一般的に言われる「普通の人生」を過ごすだけのゲームであるところという点。
確かに主人公はイケメン、頭が良すぎ、人格者、というスペックで「こいつ優秀すぎだろ...」って場面が多々あるやべー奴なのですが、中学編のときには恋愛に対する悩みや子供っぽさを見せる言動、高校からは将来の夢や進路に悩み、社会人編では仕事に対する悩みや結婚に対する不安などと、誰もが成長していく中で当たり前に持つ悩みを持っているところが非常に丁寧に描写されていているおかげで共感しやすく、さらに主人公の悩みを変な事件に巻き込まれるとか血筋とか超能力みたいな現実離れしたもので解決させるのではなく、ヒロインや親などの身の回りの人に支えられながら悩みと向き合い成長していく描写が非常に丁寧で、まるで一人の普通の男の子の普通の人生をのぞき見しているようで、「俺も昔、、こんなことで悩んだこともあったよな~」と主人公の親の視点で見れるようなゲームでした。
恋愛ゲームの完成形であると思ったのは、この普通の人生を丁寧に書いてあるおかげでゲームの世界に”リアル感”が増してあるおかげで、主人公とヒロインが付き合う前のドキドキ感、高校に入ってからのイチャラブ描写、社会人編での夢を追い結婚する覚悟を決める瞬間、そのどの場面にも共感が生まれ、主人公と一緒に喜んだり、悩んでいるような錯覚に陥れる...つまり、普通の人生の物語だからこそ自分を物語に投影させやすく、主人公と一緒に悩んでいるような感覚が得られたり、プロポーズが成功したときとかは自分のことのようにうれしくなったりできるゲームでした。
恋愛ゲームはあくまでシミュレーションゲームであり、シミュレーションゲームとはプレイヤーがゲームの世界に入り込み様々な疑似体験をするゲームです。つまり恋愛シュミレーションの本来目指すところは”ヒロインとの恋愛を疑似体験する”だと思います。このゲームは日本の一般人が過ごす普通の人生にスポットを当てて、ヒロインと一緒に誰もが当たり前に持つ悩みを一緒に悩み、イベントを楽しみ、やがて結婚する...そんな誰もが想像できるテンプレのような幸せな人生を濃密に描いた作品でした。主人公の普通の人生に自分の人生を重ねながら見守っていく、その物語の中で生まれる多くの共感から主人公が別人から別人とは一概に言えないような感覚に陥れることで人生を疑似体験できる....だからこのゲームが恋愛シュミレーションの一つの完成形なのかなと感じました。
BGMも素晴らしく、ピアノを中心とした穏やかなBGMは物語の没入感を上げてくれました。中でもタイトル画面の曲が印象的でいつまでも銀色、遥かの世界に浸っていたくなるような素晴らしい曲です。
ゲーム自体は非常に長く、計測はしていないので正確な値はわかりませんが大体40~50時間は確実にかかりました。ただ文章が変な癖もなく非常に読みやすく、物語の展開のテンポもサクサクだったため飽きはこなかったです。
個人的には何の問題点もなくただただ素晴らしい!といいたいゲームなのですが、突っ込みどころが2か所あって、主人公の人間関係が中学編から社会人編までほぼ変わらない点が残念っちゃ残念だった。べスリールートだけはガラッと人間関係が変わるので新鮮味があっていいのですが、他のヒロインsのルートだと本当に変わらないので各ルートに主人公の新しい友達みたいなのが1人は欲しかった..
もう1つは男友達がいないこと、親友キャラはマジで欲しかった。てか主人公の周りが女性しかいないってどうなのよ。
未プレイの方へ
興味があるけどまだやっていない方は是非プレイしてほしいゲームです!
私はかなりの数のエロゲやギャルゲをやってきたつもりでしたが、銀色遥かをプレイして「まだこんなに新鮮な気持ちになれるゲームがあったんだ」と正直マンネリ気味だと思っていたエロゲのイメージをぶち壊されました。
このゲームは何回も使いまわされてきたテンプレのようなキャラやヒロインが多数派ですが、ただのテンプレでも作りこみようによってはこんなにも変わるんだと私に教えてくれた、そんなゲームです。
非常に長く、時間が大量に必要ですが、その分だけ感動が返ってくる素晴らしいゲームなので是非プレイしてほしいなと思います。
ここから個別ルートの感想のためネタバレ注意
各ルート感想
・攻略順に記述していきます
ベスリー√
どうでもいいけど高校編で英検準1級、大学はカナダへ留学と、このルートの主人公のスペックが限界突破しすぎていて笑う。ただ、このルートの主人公は他のルートとは違い「青臭さ」が結構描写されていて、見ていて歯がゆくなったり、逆にほっこりしたりと、完璧な人格者である主人公のイメージを薄めてくれるルートでもあったのがバランスが取れていて良い。
中学編はのお互い思いあっているけど日本とカナダの大きな距離が2人の邪魔をする展開はテンプレだけどやっぱり適度な絶望感があってたまりませんね。一回振られた後の主人公の行動の青臭さ含めて、中学編の中ではトップクラスに好きです。
高校編での印象に残った場面は、初Hするためにピルを買うためのお金を2人で溜める場面が結構衝撃的だった。エロゲは中田氏しまっくても妊娠しない不思議な世界だと思っていたけど、ここまでしっかりと避妊を意識して行動するゲームは今までなかったため「このゲームは一味違うな」と感じられる一幕でした。(ほかのルートだと避妊を全くしていないからちょっとがっかり)
アフター編では唯一主人公の周りの人間がガラリと変化し、ついに待望の男友達も登場。さすがセンターヒロインと言わざるを得ない高待遇。日本での同棲生活をするときのベスリーのビザ申請が細かく描写されている点などは、銀色遥かのゲームの作りこみの高さを感じられる一幕だと思います。こういう実際にしなければいけない手続きなどの細かい描写の積み重ねがあるからこそ没入感の高い素晴らしいゲームになっているんだなあと感じます。
自分はベスリーに釣られてこのゲームを購入したため、イチャラブ描写も最大限に楽しめ、最後の結婚シーン、その後の子供が生まれ家族になった主人公一家の幸せな描写を見て、物語が終わった時は寂しさがやばかったです。
椛√
ストーリーとか置いておいて、ヒロインの中だと一番かわいい。やっぱ同級生キャラこそ志向。
中学編でのテレビ塔前で椛と主人公がの心の中の暗い感情をお互いにさらけ出すシーンは本当に素晴らしいの一言。子供っぽさを見せつつこれからの2人の成長を予感させる銀色遥か屈指の感動シーン。
高校編では他のヒロイン√よりもバカップル成分が高く、椛推しの私には非常に満足なストーリーでした。中学の時の約束が2人に大きな影響を及ぼしているのと、2人だけがお互いの内面を知っているために気が付く悩みなど、バカップルをしているだけではない、2人の年季の長さを感じられる描写が非常に好き。
このルートのもう一人のキーパーソンである榊も滅茶苦茶いいキャラしていて、ワンルーム学級の6人とは別に、椛と主人公と榊の3人という別のグループができているのも新鮮でいい。
椛√の社会人編の主人公は一番好きかもしれない。主人公が自分のやりたいことを取るか椛を支えるために今の仕事を続けるかと、非常に難しい疑問を抱えるあたりが、本当に共感できます...結果は夢を取ることになるけどそこでも主人公が積み重ねてきた物が報われる展開もほんと泣きそうになる。
このルートは他のルートよりも主人公とヒロインの精神面での成長が大きく感じられて、社会人編で中学の時のことを振り返るシーンなどはこっちまで「ああ、懐かしいなあ」と感じられて子供から大人になることの時間の長さを感じさせてくれました。
あと全体的にHシーンがエロかったです。
雪月√
ちっぱい枠、正直このルートだと最初っからお兄ちゃん予備じゃなくて雪兎さん呼びで通してほしかったです。
中学編では兄弟物のテンプレみたいな話で特に新鮮味はなかったなあと、高校編ではイチャラブが他より控えめで雪月の母親のエピソードやパティシエの夢へのきっかけをつかむフラグ立てのストーリーで面白いんだけど他のルートほど夢中にはなれなかった。
しかし社会人編では面白さが激変、これでもかというほどのイチャラブ描写と2人の夢が妄想から現実に変化していく様は見ていて飽きがこない。
イタリアでのパティシエコンテストの主人公の乱入がこっぱずかしいけど激熱展開で滅茶苦茶好きです。その後に周りからいじられて恥ずかしがる所もワンセット。
ラストに2人の夢がかなってケーキ屋をオープンするときには、2人の今までの積み重ねがようやく報われたという実感が沸き上がってきて心が温かくなる、そんな物語でした。
雛多√
もう一人の主人公といっても良いほどの、ハイスペックギャル。キャラ紹介の時の2つ名がエターナルドリーマーと1人だけ中二病みたいになってる主人公感。
物語的には...ちょっと他のルートには見劣りする感は否めない。ただイチャラブ描写に関しては一番濃厚で雛推しの人にはたまらない内容になっていると思う。
主人公が獣医と結構珍しい職業に就くのが面白くて、獣医とアクセサリーショップと一見関係のない2人の夢が混ざり合っていく展開はよくできているなーと思いました。
ハルを拾ったときに主人公父が失ったときの悲しみを受け入れることを描写していたのに、結局最後までハルが死ななかったため、生き物の命の尊さとかを取り入れたりしたらもっと面白かったかも?
ED曲である”ヒマワリ”は銀色、遥かだけではなく、エロゲソングの中でも屈指の名曲。歌詞に向日葵という単語が無くてもヒマワリを連想させるような歌詞と、本編の雛多の心情がマッチしていて素晴らしい。
銀色、遥か (Gin'iro Haruka) OST - ヒマワリ (Himawari) FULL [Lyrics Sub] +Eng
個人的ウェディングドレス姿が似合うヒロインNo1
瑞羽√
めっちゃ感動した
このルートやっちゃうと主人公の相手は瑞ねえしかありえないと考えちゃうから最後にやってよかったです。やっぱり幼馴染は報われるべき
他ルートとは違い個別√の中にもいくつか選択肢が用意されていたり、専用BGMが多かったりとセンターヒロインのベスリーより優遇されているあたり、やはり真のヒロインは瑞ねえだったのだろう。
中学編での「お前ら早く付き合えよ」感はやっぱりいいですね、ニヤニヤが止まりませんでした。これぞ恋愛ゲームの醍醐味。
瑞ねえのライバルであるアリサがここと社会人編後半でしか登場しませんが少ない登場機会のおかげで逆に存在感が大きくなっていて、この強大な敵をいかに倒すのかと次の展開をワクワクさせるような刺激的な導入でした。
高校編では、他ルートで毎回やってたように瑞ねえが靭帯損傷、ここで靭帯やるのはどの世界線でも変わらないのか....ただ他ルートとは違い主人公が瑞ねえのサポートにつきっきりになることで、普段大人っぽく余裕のある瑞羽さんの弱さを見ることができ、「これ他ルート行っちゃダメだろ..」と思いました。
2人きりの時の瑞みえの甘えん坊モードが最っっ高にかわいい。そのことを周りにいじられて恥ずかしがるのもの見ていてめちゃくちゃニヤニヤできて最高。風音さんキャラにマッチしすぎです。
社会人編ではついにオリンピックの舞台へ、主人公と婚約し、トライカップの時の演技を超える力を身に着けた瑞羽さんが無事に金メダルを取ってEDへ、まさかオリンピックの演技が始まると同時にEDが流れると思わなかったので正直びっくり。
主人公のプロポーズかっこよすぎです、ウェディングドレスを着ると婚期が逃げるから婚約する、この思い切りの良さが雪兎さんのイケメンたる理由。
アリサの描写がもう少し欲しかったなあと、「なぜ瑞羽は強い」という理由について本年と直接対話するシーンとか欲しかったです。あとオリンピック後の活動も気になる。
スケートリンクを銀色の世界と比喩したり、遥か彼方まで飛び立つ瑞羽さんのイメージは劇中でも語られているあたり、このルートをやるまでは”銀色、遥か”の意味を”遥かまで続く雪景色”ととらえていたのですが、瑞羽ルートだと”銀色の世界を遥かまで飛ぶ鳥”という意味でも捉えられるあたり、やっぱ特別な扱いだなあと思います。
ヒロインの可愛さもシナリオも最高の出来で、いつまでも終わらないでほしい”銀色、遥か”の世界を締めくくるには最高のヒロインでした。
まとめ
この記事はゲームを終わった次の日に書いたのですが、正直まだロスが残っていて心にぽっかり穴が開いた感じです(笑)。夢の季節を聴くたびにまた泣きそうになる...
それほど自分が銀色、遥かの世界を楽しめていたのだと思うと、このゲームをプレイしてよかったなあと思いました。
次は星織ユメミライでもやってみようかな...
CGが綺麗すぎるエロゲ|アマツツミ【感想】
ネタバレ注意
評価
点数:83点
タイトルにもある通り、いままでのエロゲの中でも最高峰クラスの綺麗なCG、演出をしている作品だったなーというのが、終わってからの最も強烈な印象。
やっていることは動きもなにもない、ただの電子紙芝居であるノベルゲームで、ここまでプレイヤーを世界観に引きずり込み、動きを想像させることができるCGや演出を作り上げたのはお見事の一言。
シナリオの質も良好で、主人公が神の末裔で人とコミュニケーションを取るために里を降りるという導入は非常に面白かったし、先の展開も気になりすぎる良い導入だった。
このゲームは事実上、ほたるルート一本道であるが、そのほたるルートの出来が非常に良かった。詳しい感想は下で、
この作品の欠点としては、ほたるルート一本道である以上、他ヒロインの扱いが雑になる点であるが、無理に全員のHシーンを入れる必要性は皆無であると感じられたし、そのせいで主人公がただのヤリ〇ンにしか見えないのが辛い。一応里の暮らしで世間知らずであるという設定があるが、もうちょっと何とかできたんじゃないかなー。
後はいくらあずきさんが許してくれたとしても識部家を言霊でだまして偽りの家族関係を築くことに普通に嫌悪感を感じていたので、あの家はこころ編が終わったらさっさと退散してほしかったです。
CGの出来は言わずもがな、システム回りの出来もさすがパープルソフトというべきか便利な機能は一通りそろっていて快適なプレイが楽しめます。地味だけどシステム回りは非常に重要な要素です。
シナリオ(ほたるルート)感想
このゲーム=ほたるルートと言っても過言ではないため、ほたるルートに絞って感想を書きます。
まずは、ほたる可愛すぎです。普段しっかりしているキャラが主人公の天然ジゴロっぷりに翻弄されて照れる流れは見ていて飽きませんでした。恋愛関係抜きにしても普通に相性のいいコンビだったなあと。
序盤から明言していた通り、いずれ主人公が「怒り」を覚えて人を殺す可能性があるとほたるが示唆していたため、何となくストーリーは想像できてしまったのが惜しかったですが、ほたる2週目EDの「怒り」も人の感情であると受け入れる主人公は「人として」素晴らしい態度、判断であったと思いますし、自分にも感じるものがありました。
ただもうちょっと主人公を煽ったほうが面白くなりそうだと感じましたね、それこそプレイヤー側も怒りを覚えるぐらいの外道っぷりを発揮してほしかった...2週目とか3回ぐらい黒ほたるさんのお見舞い言ってデレ期に入るチョロインっぷりでしたからね。ちょっと悪役が安いかな~。
このゲームをプレイして思ったのは、人の心を題材に挙げる作品には通常、人の中の闇、すなわち悪の感情が人の本質である考えである性悪説が示唆される場合が多いのですが、このゲームではほたるルートに限らず人の本質が善である考え、性善説にスポットをあてていて面白いと感じました。
ほたるルートではオリジナルのほたるが悪の感情をもった人として書かれていますが、最終的には偽のほたるの感情を本当は持っていることが最後のシーンで示されていますし、「オリジナルのほたるは偽物」と言う言霊を最後に使用するあたり、人の本性は善であるということを伝えたいのかな~なんて深読みしてます。
響子ルートで言霊で人っぽい物を作ることが可能であるという伏線と、ほたるに言霊が効かない理由をつなげる伏線回収は非常にうまいと思いましたし、ほたる1でも2でも主人公が「悪の感情もまた人のものである」と、違う結果でも同じ結論に達するストーリーも非常にうまいなーと、普通に読み物としても面白いゲームでした。
喫茶ステラと死神の蝶【感想】ゆずソフトに求めている要素が揃った良作!
※記事後半からネタバレ全開なので注意
全体的な評価
点数:85点
私が「ゆずソフト」というメーカーに対して求めているものは「甘すぎる恋愛要素」と「個性的でかわいいキャラ」という2点なのですが、本作ではストーリーの軸がしっかりと「恋愛」にスポットライトを当てていて個人的には非常に大満足な内容になっていました。
前作と前前作では主に、主人公が特殊な環境や仕事に携わっていくうちに”ついでに”ヒロインとの仲が深まっていく感じで、良くも悪くも「普通のキャラゲー」かなという感想が正直なところでした。
自分の中のゆずソフト作品といえば「サノバウィッチ」であって、あの作品には”普通のキャラゲー”とは決して言わせない凄みがあったし、プレイ中に思わずヘドバンしたくなるような「萌え」があった作品で、今でも名作だと思っています。
そして今作、喫茶ステラをプレイしていて思ったのは、ストーリーの展開や作中に登場する「ラーメン小次郎」のパロディネタ等々から、少なからず「サノバウィッチ」を意識して作られているのでは?なんて思いました。
しかしサノバの焼き直しというわけではなく、キャラ同士の掛け合いの面白さ、すべてのセリフに表情差分をつける作りこみと完成度の高さは素晴らしいし、フローチャートや使いやすいUIなどのシステム面はサノバの頃からの成長も凄まじく、業界最高峰クラスになっているなど、さすがゆずソフトといわせる安定感がありました。
だけどシナリオの質自体は正直もうちょい何とかなったんじゃないかなといわせる出来でしたのでそこが欠点。
まあ、ある意味シナリオ重視の人には合わない、イチャラブ重視の人に焦点を絞った「いつものゆずソフト」にもどってきた感じがある作品だったなあという感じ。
7,945円
ここからネタバレ注意
ここから各ルートの感想を私の攻略順に書いていこうと思います。
愛衣√
ぶっちゃけこのルートが一番面白かったです。
涼音さんの「甘ずっぺー!甘ずっぺーなぁ、おい!」ってセリフめっっっちゃ共感できる、てか叫んでた。
このルート最大の特徴は”主人公がバカ”これに尽きると思う。
そしてそれに付き合ってくれる愛衣ちゃんマジ天使。この二人の掛け合いが面白過ぎて、最後までニヤニヤと笑いが止まらないルートになっていて最高でした。
特にHシーンでの主人公の暴走は「キモイけどお前の言うこと正直わかる」っていうラインを維持していて抜けるっていうよりかはギャグシーンとして見てた。
(”おっぱいはたかがじゃないんだよ!"のクソ童貞感ほんと好き。)
ほかのルートとは違って主人公と愛衣の関係をステラのみんなにいじられている描写がたくさんあるのも最高。他ルートだと死神だの赤い蝶だのなんだのあってヒロイン同士の会話が少なかったけど、このルートではそこらへんしっかりと描写していてすごく好き。むしろ変なシリアスぶっこまないでステラのメンバーが仲良くしているところが見たい...
♰虫喰の瞳♰っていう設定も中学二年生感バリバリですごく好きです、思春期を体験したことのある男なら嫌いな人はいない。
ただ瞳の能力はあくまでお話のスパイスであり、主人公との恋愛が話の軸になっていたのがこのルートのいいところ。
今の時代には珍しい「褐色+紫髪」という組み合わせで、なんか2000年代前半のヒロインを思い出すなあと思う人もいそう。こういうテンプレから少し外れたヒロインの魅力を再確認させてくれた良キャラでした。
ゆずソフトさん次回も同じく褐色っ子、もしくは緑髪ヒロイン出してくださいお願いします。
涼音さん√
サブキャラのルートも決して手を抜かないのがゆずソフトクオリティー。
共通ルート、個別ルートともに頼れる上司かつお茶目な部分もあるいいキャラだなあという印象。この上司あってこその喫茶ステラ。
相変わらずゆずのサブルートは尺が短い文話がまとまっていて読みやすいなあと感じます。まあ、蝶とかそんなのは全く関係ないんですけどね。
お気に入りシーンは3回目のエロシーンの涼音さんがち〇ぽに即落ちするシーンですかね。
唯一主人公が常時まともだったルート。
希√
アルティメットテンプレ幼馴染ルートでした。
毎朝主人公をお起しに来てくれる、ネズミーランドのチケットをくれる友人、しまいには小さいころに結婚の約束をしているなど「なにこれいつの時代のエロゲ?ww」。だがそれでいい、それがいい。
告白シーンはもう完璧。マジでゆずソフト史上最高の告白シーンでした...
初見はマジで叫んでた。
ハイ神。ライターさん、ありがとう...
お互い幼馴染だからこその遠慮のなさや、デートシーンでお互いに異性を意識するシーンなど、グッとくるシーンが盛りだくさんで、まさに”イチャラブ全開”。まさに俺たちが求めていたルートで、非常に満足に楽しめました。
赤い蝶関連の話はどちらかというと楽しめなかったなあーというのが正直な感情。赤い蝶との絡みが少なすぎて正直最後の舞を踊って浄化するシーンが何も心に響かない。
もうちょい赤い蝶に感情移入できるように赤い蝶と主人公たちとの会話や絡みを増やせば化けたかもしれないなーと非常にもったいないルートだったなあという感想。
最近の幼馴染=負けヒロインの風潮をぶち壊してくれた、幼馴染ものの原点に返ってこれる良いルートでした。
ナツメ√
ある意味一番「恋愛」していたルートかもしれない。
ただの友人からだんだんとお互いが惹かれていっている感じが丁寧に描写されている感じがよくできていて、プレイ中はもうニヤニヤが止まらなくて、次の展開が楽しみでしょうがなかったです。
シナリオもステラの個別ルートの中では1番よくできていて、露骨なご都合主義や唐突な展開などなく、普通にいい話だったなあという感想。
初日の出を眺めていたシーンでいい雰囲気だなあと思いながら見ていたら、急にキスシーンが来てすげえビックリしましたが、見返してみると主人公とナツメが雰囲気に押されてキスしている感が出ていてステラの中でもトップクラスに好きなシーンかなと思いす。
この子はHシーンの実用性がSクラスですね(笑)。こんなに黒下着とガーターベルトが似合うキャラはそうそういない。
栞那√
めっちゃ萌えました
シナリオは正直微妙というか無理やり感あったけど、キャラ的には一番好きな子です。
個人的にビジュアルが最高に好みだったのでとにかくイチャラブして欲しいなあと思っていたんですけど、これでもかとバカップル感を前面に押し出して、個別ルートの中でもイチャラブ成分が一番高かったので滅茶苦茶満足しました。
ED後のCパートでも主人公が普通の仕事、普通の人生を生きつつも幸せをかみしめている描写が妙な現実感があって、「ほんとに幸せそうだなあ」と心にグッとくる最高の終わり方でした。おかげで終わった後の虚無感が酷かったです...
どこのセリフか忘れたんですけど「...そうですね。大したことじゃないんですけど、とても素敵なことがありました!」って栞那ちゃんが言う、いいセリフがあるんですけど、ほんとこのセリフの通りですわ。普通の幸せも幸せのうちというか。
部屋着の時のツインテールの栞那ちゃんが最高にがわ゛い゛い゛
見た目も中身(声)もほぼドラクリのエリナだけどな!あと相変わらずこの声優さんのフ〇ラ音がぐうしこい。実用性S
ただシナリオ前半のご都合主義だけは評価できない。消えるのはわかっていたけど、主人公との関係があんまり深まっていない状態で消えたせいで正直心に響かなかったし、消えた後に割とすぐに復活したせいで何の感動もない。ただの茶番感が出ていてこれは酷いと思いました。
展開がサノバウィッチの綾地寧々√とほぼかぶっていたので、何とか差別化しようとしたのか、はたまた尺が足りなかったのか、それはわかりませんけど。どうせなら綾地寧々√とかぶってもいいからタイトルに専用ルート出現させるぐらいの掘り下げもできたんじゃないかなと思いました。
まあその分後半でイチャラブしてくれたので良いんですけどもね....もうちょいストーリー何とかなったんじゃないかなあと思えたルートでした。
まとめ
良くも悪くも”ゆずソフト”と言える作品でした。
最初に記述した通り”恋愛”にフューチャーした分いつもよりも”イチャラブ”を楽しめる作品なので、ゆずソフトにストーリーは求めていないと割り切っている人にとっては、他のゆずソフト作品と比べても評価が高くなる人が多いんじゃないかなと思います。
個人的には評価がすごく高い作品で、ゆずソフト作品の中でトップ3には絶対に入るような出来だったんじゃないかなと感じています。
作品に何を求めてプレイするか、それによって評価が大きく変わってしまう、人を選ぶ作品だったのかなと思いました。