隠れた冬ゲー|カルタグラ 〜ツキ狂イノ病〜感想

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カルタグラ 〜ツキ狂イノ病〜は「殻ノ少女」の前作に当たるゲームで、Innocent Greyの処女作でもあります。

僕はゲーム単体を買ってプレイしたわけではなく、「パラノイア」というInnocent Greyのゲームが4作品入った「パラノイア」に収録されているのでプレイしました。

 

ゲーム概要

ひたすらグロい

このゲームひたすらグロいです。

普通に血とかドバドバ出ますし、内臓とか肉片とか飛び散ってるのでそういうのが苦手な人は手を出さないほうがいいと思います。

ですがカルタグラの魅力はその過激な表現にもあると思いますし、2005年に発売しただけあって今の時代ではとても作れない内容のゲームなので、最近の優しい雰囲気のゲームに飽きている人はいいスパイスになると思う。

 

雰囲気が素晴らしい

カルタグラはプレイしていて雰囲気がすごくいいなあって思いましたね。

戦後の日本というどこか薄暗い時代と、背景で書かれている昭和のレトロながらどこか廃れている建物が上手くマッチして、カルタグラの暗いストーリーをさらに引き立てていたと思う。

ゲーム内の冬という季節もうまくマッチしていて、冬の寂しさや静けさが違和感なく感じられて、プレイしていて「冬だなあ」って思えるようなゲームだった。まさに雰囲気ゲー

 

狂気とミステリー

シナリオはミステリー物なのですが、ガチガチな推理物ではなく、どちらかといえば主人公が事件に巻き込まれていくといったほうが近いです。

ですがミステリーとしての完成度はそこそこ高いと思いました。

そこそこというのは、僕は普段ミステリーや推理小説などは読んでいないので比較する物がないからであって、面白くないという意味ではないです。

実際プレイしていて次の展開や真相が気になってシナリオに没入できて面白かったですし、事件の真相が明らかになったときは完全に想像していない展開だったので普通に驚きました。

また人の狂気が濃厚に描写されているので、ゲーム全体の薄暗い雰囲気と溶け込んでホラー的な楽しみ方もできました。

 

まとめ

カルタグラは狂気に満ち溢れたシナリオとグロさがあるのですが、それが冬という静かな季節をさらに引き立たせているとおもいます。

というかまずパッケージのヒロインの憂鬱な表情、昭和な雰囲気、しんしんと降る雪と雰囲気が本当に素晴らしい、パッケージみて雰囲気好きだわ~っていう人は買ってみたほうがいいと思う。

全体的に完成度高いし、昔の作品だから値段もお手頃価格なので、グロに抵抗がない人はぜひやってみるべき隠れた名作だと思います。

 

良質なギャグゲー|かりぐらし恋愛 感想

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どんな人におすすめ

・シリアス系ではなく、ギャグ系の作品をやりたい人

・良質なキャラゲーを求めている人

・下ネタが好きな人

 

あらすじ

主人公が小さなころに過ごしていた街に1人暮らしをしようと戻ってくると、住んでいた家が廃屋になってしまっていた。そこで地元の4人の幼馴染に助けを求めたところ、4人の家を順番に泊まることになってしまった。

 

感想

この作品は、とにかくギャグが面白すぎる。

ヒロインたちが口を開くたびに飛び交う、ネットスラングやメタ、そして下ネタひどすぎる(誉め言葉)

最初から最後まで、ノリと勢いで押されて笑いっぱなしだった。声優さんの演技もノリノリで、各キャラの個性がよく出ていたと思う。

 

個別ルート入ってからもギャグは健在で、各ヒロインとひたすらイチャつきつつも、会話の中にこれでもかと笑えるポイントを含めていて良かった。

Hシーンは各ヒロイン5シーンと少し多め。あと結構エロい。

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個人的には金髪親子が好きすぎる、主人公含めた3人の会話のテンポと未亡人の豊富な下ネタが最高に面白い。

というか、みよりさんのキャラが強烈すぎて、他のキャラ全部食ってるまである。(みよりルート追加パッチはよ)

 

システム面では、必要な機能は全部そろっているし選択肢スキップがあるので、周回が楽で特に問題はないと思います。

 

まとめ

ASa Projectのゲームは初めてだったのですが、本当にギャグが面白くてたまに噴き出してしまうほどだったので、このメーカの過去作品をやってみたいな~と思いました。

いつもシリアス調な作品ばかりやっている人も、たまにはギャグ全開の作品などいかがでしょうか?

絶対やるべき名作|穢翼のユースティア 感想

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作品概要

オーガストより2011年に発売された、ダークファンタジー系ADV

・画面解像度は1280×720

・主人公を含めフルボイス

・プレイ時間は普通のフルプライスエロゲと同じく、だいたい24~30時間程度

 

明るい学園物が多いオーガスト作品の中では、暗い世界観とシリアスなストーリーが特徴の異色作。

しかし普段のオーガストの特徴でもある、キャラクターの可愛さを引き立たせる会話の掛け合いなどは本作でも健在である。

 

どんな人におすすめ?

・エロゲを始めたばかりで、どれからプレイすればいいかわからない人。

・重たいシリアスなストーリーをプレイしたい人。

・雰囲気が良いエロゲーを探している人

 

魅力

本作は全体的な完成度が非常に高い。

 

システムの面では、動作が軽く、スキップ速度が高速なので周回プレイがしやすいのと、

マウスジェスチャー機能もあるので、ストレスを感じることが無く快適にプレイに集中することができます。

 

シナリオ面では文句がありませんね、エロゲー史に残る名作だと思います。

ストーリーが進むたびに、いままで分からなかった謎が明らかになり、さらに新たな謎を生む展開の連続と、

主人公がヒロインと共に、知らなかった世界の景色を知り、様々な人と出会い成長していく様子は、

飽きるどころか、結末が気になりすぎて辞め時が分からなくなるほど面白いです。

 

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まとめ

数あるエロゲの中でも名作と言われ続けているユースティアですが、実際にプレイしてみると、

その魅力的な世界観と、謎が次々と生まれ解決していく飽きの来ない展開は、他のエロゲとは一線を画すほど、クオリティが高い作品であると体感できます。

 

エロゲに興味が出始めた初心者の方、もしくはまだプレイしていないエロゲーマーの方は、絶対にやってみるべき名作だと思います。

 

俺的ゆずソフトおすすめランキング

※最終更新日 12/28 喫茶ステラと死神の蝶の順位を追加。

初めに

ゆずソフトの作品は「萌え」に特化しており可愛いキャラクターとのイチャイチャを存分に堪能できる、萌えゲーメーカーの代表的な存在です。

 

そこでゆずソフト好きな俺が「ゆずソフト作品ってどれがおすすめ?」と迷っている方の助けに少しでもなるように

シナリオと萌えを重点的にランキングをつけてみました。

 

しかし申し訳ないのですが「ぶらばん!、EXE、夏空カナタ」は未プレイですので、このランキングからは除外させていただきます。

 

2019/12/28更新:喫茶ステラと死神の蝶の順位を追加。

 

 

1位:サノバウイッチ

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あらすじ

主人公・保科柊史は、ある秘密を抱えていた。それは「他人の気持ちを感じ取れる」という力を持っているということ。時に、彼のクラスメイト・綾地寧々も秘密を抱えていた。それは「自分の意思に関係なく発情してしまう」というものだった。当初2人はただのクラスメイトに過ぎなかったが、ある日柊史は不慮の事故から発情した寧々のオナニーシーンを目撃してしまう。

 

ゆずソフトが気になるならとりあえずこれやっとけ!】っていうぐらいの名作。

 

 

個性的なキャラクターが多いゆずソフトの中でもキャラクターひとりひとりのキャラが濃く、全員の個性を丁寧に描写しているので愛着がわきやすい。

ゆずソフトの特徴であるイチャイチャ成分もこれでもかと盛り込まれていて、好きなキャラを隅々まで堪能している感はたまらんものがあります。

 

そして、サノバウイッチから「お気に入りボイス」という神システムを搭載しておりヒロインの気に入ったセリフを登録していくことでサクッとストーリーを振り返ることができるし、自分がどんなシチュエーションで萌えているのかを分析することができて面白い。

 

ゆずソフトは萌えだけで最初から最後までごり押すシナリオが多く単調で飽きやすい欠点があり途中で飽きることが多いのですが

サノバウイッチはキャラ同士の掛け合いとか主人公と恋仲になるまでの距離の詰め方がほかの作品と比べて丁寧だし、シリアスな展開もダラダラ伸ばさずきっちりと締めるところで締めていて飽きにくかった印象。

 

シナリオが残念と言われているゆずソフトですが、サノバのシナリオはゆずソフトの中では間違いなく最高傑作なので

「萌えが大事だけどシナリオも楽しみたい方」はサノバウイッチをプレイするべきだと思います。

2位:DRACU-RIOT!

 

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あらすじ

海上都市――『アクア・エデン』 カジノや風俗などが合法となった日本で唯一の、特別な島。その島に、大きな目的を掲げてとある学生は訪れる。そんな彼の友達でもある主人公――六連佑斗は、大それた目的のことなど知らぬまま、友達とのただの旅行を楽しむために海上都市を訪れる。その都市で、佑斗は誘拐事件を目撃! 見過ごすことはできないと、その誘拐事件に首を突っ込んだ佑斗は――なんと“吸血鬼”となってしまうっ!!吸血鬼となった佑斗は本土に戻ることができず、海上都市で暮らすことに…… 

 

ざっくり言うと童貞を捨てようと島に来た主人公が事件に巻き込まれて吸血鬼になる話。

シナリオの概要はは主人公が島で起こる事件を、吸血鬼の能力を生かしながら解決していく「バトルもの」です。

 

主人公たち吸血鬼は、一人につき一つの特殊能力をもっておりそれを生かしたバトル物で、アクションは派手め。

バトル内容は正直すごく面白いというほどでもつまらなくも無く普通。

 

ただし最終的には軍隊に追われたり島に撃ち落されるミサイルを自分の体で止めに行ったりと、内容にツッコミどころが多くハッチャけてる。

 

主人公とヒロインは全員学生なのですが全員が仕事を持っており、仕事や吸血鬼としての共同生活の仲で関係を深めていくので学生恋愛とは少し違う距離感を味わえた印象。

 

 キャラとしてはエリナがかわいすぎる、、、

そしてエリナを中心とした、エロゲーだからこそ言える下ネタ関連の掛け合いがおもしろ可愛い。

 

というかドラクリはシナリオを楽しむというよりかは、エリナによる下ネタと萌えを楽しむゲームといっても過言ではない。

 

王道学園物に飽きた時に、息抜きやスパイスとしてプレイすると楽しめる作品だと思います。

DRACU-RIOT!

6,995円

 

3位:喫茶ステラと死神の蝶

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あらすじ

彼女なし童貞の主人公、高嶺昂晴はある日不慮の事故で命を落とす。しかし目を覚ますと、そこは事故の日の朝だった。そして再び訪れる事故の瞬間。彼は「死神」と「人語を話す猫」に会う。死神たちによれば、彼が死の運命を回避するためには、死神の手伝いとして喫茶(カフェ)を開店させることが必要だという。

 

2019/12/20に発売した現時点での最新作。

発売前にちょっとした炎上騒ぎがあったりしてちょっとニュースになったりもした。

 

よくも悪くも”ゆずソフト”と言える作品で、ある意味どの作品よりもゆずソフトらしい作品になっていると思う。

シナリオが~というよりも「恋愛」にスポットライトを当てている作品で、カフェで主人公が働いていく中でヒロインとの関係を深めていくことになるけど、死神や蝶みたいな要素はあくまで「恋愛のスパイス」のような立ち位置であると感じた。

 

それゆえに、個別ルートのシナリオの出来は正直どれもクオリティに差があるが、恋愛・イチャラブ描写に関しては、他のゆずソフト作品の中では最高峰のクオリティで、特に告白シーンはどのルートでも必見の出来。

 

システム面はもはや業界最高峰と言っても過言じゃないできに仕上がっており、究極にストレスフリーなプレイができる。

 

個人的には主人公の性格やセリフがすごい好きなのですが、確実に人を選ぶような主人公になっているので体験版推奨。

 

ゆずソフトの長所である濃密なイチャラブに特化している分、アクが強い作品になっているため、人によっては最高傑作、または駄作になりうる、人を選ぶ作品であるところが、ある意味ゆずソフトらしい作品になっていると、私は思いました。

 

 

 詳しい感想はこちら!

hihima.hatenablog.com

 

4位:千恋*万花

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あらすじ

古きよき時代の街並みと温泉街のある穂織(ほおり)の町。この町の建実神社には、岩に突き刺さって引き抜く事ができない神刀 叢雨丸(むらさめまる)があった。 ある日、母親から穂織の町で旅館を営む祖父の手伝いを頼まれた主人公・有地将臣は、叢雨丸を折ったことが原因で、巫女姫である朝武芳乃と結婚を迫られる。戸惑う彼の前に、村雨丸に宿る霊である少女・ムラサメや巫女姫に仕えるくノ一である常陸茉子が現れ、この町に隠された真実を知ることになる。

 

タイトルの読み方は「せんれんばんか」、元ネタはおそらく四字熟語の「千変万化」。

なぜかTwitterで「#茉子とえっち」がトレンド1位になったこともある。

 

ムラサメちゃんがクソかわいいゲーム。この子のジト目のために買ってもいい。

 

シナリオは前半に危険をもたらす幽霊を倒していくバトル物、後半は個別ルートでヒロインたちとイチャつきつつ街の秘密に迫っていく内容。

 

前半のバトル中心のストーリーは正直あんまり面白いとは言えなかった。

 

バトルの醍醐味は派手なアクションシーンだと思うのですが、主人公たちには能力や技があるわけでもなく、倒す敵である幽霊もいまいちパッとしないので全体的に地味なせいかも。

 

しかし後半の個別ルートでは、ヒロインたちが主人公とだんだんと恋仲になっていく過程が濃厚に書かれているし、前半で隠されていたヒロインたちの悩みや、町の秘密が次々と明らかになってゆくので、次の展開が気になるしキャラ可愛いしで飽きが来なくて面白い。

 

まあそんなストーリーなんてどうでもいいぐらいムラサメちゃんかわいいので、気になってる人は買ったら幸せになれると思う。 

5位:RIDDLE JOKER

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あらすじ

超能力がある粒子によって解明され「アストラル能力」と名を変えた世界で、主人公の在原暁はごく普通の青年として暮らしていた。しかし彼の真の姿は、アストラル能力を駆使して秘匿組織で活躍するエージェント。そんな彼に、妹の在原七海とともにアストラル能力使いが集まる橘花学院に潜入するという指令が下る。

 

これを書いている現在(2018年)では最新作。

最新作であるだけにグラフィックやシステムの快適度は素晴らしく快適にプレイすることができるので、エロゲーの長いシナリオに慣れていない、エロゲ初心者の方にお勧めできる。

 

シナリオは至って普通の超能力バトル物ですが、正直バトル物としてはドラクリオットのほうがアクションが派手だしヒロインと共闘している感が薄いので、バトル描写に期待するのであれば、こっちを買うよりドラクリ買ったほうが幸せになれます。

 

ただ、リドルジョーカーはゆずソフト10周年作品というだけあり、過去作で積み上げてきた、ヒロインたちの特徴を引き立たせる表現や、主人公や他ヒロインとの掛け合いと距離の詰め方が、非常に丁寧になっていると感じました。

 

シナリオが中心のゲームではなく、キャラクターの可愛さを丁寧な心理描写と、思わずニヤけてしまうようなセリフ回しで、ゲームの世界に引き込まれる魅力は

 

ゆずソフトの10年間が詰まった、完成度の高いキャラゲーだと思います。

 

 

hihima.hatenablog.com

  

RIDDLE JOKER

7,800円

6位:天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?

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あらすじ

主人公千歳春樹は、生まれながら不幸な体質の持ち主であった。しかし、長年の不幸を経験している本人は、何時しかそれを「平穏な日常」と認識していた。そんなある日、更なる「不幸(?)」が突然やって来る。自分宛に「生物」とシールが貼られた大きな荷物が届けられたのだ。不審がりながら開けると、中から神を自称する少女が姿を現して、こう宣言する。「お主を天罰から守るために来た」……こうして、春樹の不幸で平凡な日常は、更に加速していく。

 

実はゆずソフトで唯一コンシューマ化されたゲーム、psp版には追加シナリオもあるので、全てを楽しみたい人はそちらもどうぞ。

このゲームは、ゆずソフトの中では珍しいギャグが中心のシナリオです。

 

ゆずソフトは、新作ゲーム発売までの期間にカウントダウンムービーを公開しているのですが、これがものすごく面白いんですよ。

マジでこの会社〇されるんじゃないかなってぐらいのギリギリを責めたパロディネタや過去作の登場人物を中の人が同じだからとコラボさせたりする、ぶっ飛びっぷりが面白い。

 

そして天神乱漫は、実はギャグをやらせると面白いゆずソフトの特徴がよく出ている作品だと思います。

ただしギャグ色が強いのはシナリオ前半の共通ルートだけで、個別ルートからは割と真面目になってしまうのでそこが惜しい。

 

ゆずソフトのカウントダウンムービーのノリが好きだよっていう人はこの作品をやる価値があると思います。

 

 

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7位:天色*アイルノーツ

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あらすじ

主人公・鷺ノ森 透は、とある事件から教師を続ける自信を失っていたが、恩師から誘いを受けてライゼルグにあるフェン・シクリッド女学院で教師として働き始める。透はエルフやセリアンスロープが住むライゼルグで、6人の女性と出会う。透は教師生活を送りながら、やがてある女性と親密な仲になっていく。

 

まじめな大卒教師の主人公がラピュタで生徒に惚れて淫行教師と化していく作品。

 

シナリオは主人公がファンタジー感あふれる天空の島での新生活を楽しんでいく内容でヒロインたちとの交流の中で独特のファンタジーな世界を堪能することができる。

ただしシナリオにシリアス色がほとんどなく、最初から最後まで島の日常とヒロインたちとの交流だけで物語が終わってしまう。

 

ファンタジーな世界観はあくまでオマケ要素で、日常アニメを見るようなイメージで購入したほうが、ガッカリ感は減ると思われる。

 

8位:のーぶる☆わーくす

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あらすじ

ちょっぴり貧乏な苦学生の主人公――藤島匠に持ちかけられた仕事は、何とも無茶なものだった。その内容は“自分と外見がそっくりなお金持ちの子息の影武者となって 超がつくほどのセレブが集まる名門『私立六麓学院』に通って欲しい”というもの。一般人である彼にとってそれは、不安を感じずにはいられない怪しい仕事であったが、やむにやまれぬ(主に金銭的な)事情によって、結局その奇妙な仕事を引き受けることに。

 

主人公がお金持ちの影武者となりセレブ学校に潜入する話。

 

正直シナリオは微妙でした。

なにが微妙ってストーリーに盛り上がりがないんですよ。

 

物語終盤までダラダラとヒロインとのイチャイチャだけを垂れ流しているような、単調なストーリーで正直飽きてしまいました。

 

そしてクラスメイトで気さくに主人公に話しかけ、サポートしてくれて、立ち絵も用意されている、明らかに攻略できそうな奴がいるのですが、、、、

なぜか攻略できないなぜ攻略できない....

しかも出番があんまりなくて影が薄い女教師とはエ〇チシーンが用意されている謎。

 

影武者としてセレブ学校に潜入するというコンセプトは非常に面白いのにそれを生かし切れていない個人的には残念な作品でした。

 

 

その他の俺の厳選おすすめエロゲ

hihima.hatenablog.com

 

 

同じく、超有名萌えゲーメーカーの「オーガスト」作品についてもまとめていますので、萌えゲーを求めている方は是非ご覧ください!

hihima.hatenablog.com

 

 

Keyの新たな名作|Summer Pockets 感想

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率直な感想

いや、ほんと、感動しました....泣きそうだった...てか泣いてた....

ED見た後、タイトル画面でボーっとしていて、30分ぐらいしてゲーム画面閉じようとしたんですよ。

でも、ウィンドウ閉じたら本当にサマポケ終わるんじゃないかなって思っちゃって、そしたら閉じれずにまたボーっとしていました。

そのぐらいの強烈な虚無感を感じさせてくれる、まさに「Key作品」だったと思います。

 

Summer Pocketsで泣ける理由

Summer Pocketsでなぜ泣いたと言われたら、

ノスタルジーを感じたから」だと僕は思います。

子供のころ、夏休みに友達と理由もなく遊んだ毎日は、細かいことは覚えていないけど、ただ楽しくてずっと笑っていた。

あのころは、そんな「まぶしさ」があったことは確かに覚えています。

そしてこのゲームで、主人公は鳥白島でたくさんの人に出会い、様々な体験をしていきますが、プレイしていた僕たちの中にも、思い出として残っていきます。

そしてゲームの終わり、夏の終わりに主人公が島を去るときに、主人公の中にある楽しかった思い出は、何もかもハッキリと覚えていませんでしたが、ただ「まぶしさ」だけは忘れていませんでした。

しかしプレイヤーは、主人公が島で作り上げた思い出を、ハッキリと覚えているので、「まぶしさ」を思い出すのと同時に、「まぶしさ」の正体を知ることになります。

そうして子供のころの、純粋に夏を楽しんでいた気持ち、つまり「まぶしさ」の正体を、プレイヤーはSummer Poketsを通して少しだけ思い出すことができます。

そして、もう帰ってこない楽しい夏を思って、主人公の思い出を忘れてしまう気持ちに強く共感できるので、泣けるのだと思います。

Summer Poketsは「過ぎ去った時間」「失われた思い出」という、遠いものを懐かしんで泣いてしまう、つまり「ノスタルジーを感じて泣く」そんな作品だと僕は思いました。

 

この作品は何を伝えたかったのか

Summer poketsは「ひと夏の思い出」を思い出させてくれる作品だ。

誰でもどこか覚えている、昔の楽しくて、毎日がまぶしい夏休みを思い出させてくれる、そんな作品である。

そしてこの作品は、いつまでも楽しい思い出の中で生き続けていてはいけない、ということも同時に伝えている。

これは、うみが自ら夏休みを終える(ループを断ち切る)ことや、

OPのアルカテイルのサビの歌詞が、最初は「夏の面影を 繰り返す」、なのに最後は「夏の面影を 振り返る」になっていることから想像できる。

 

そして、主人公自身もシナリオ前半では、「まぶしい夏休み」を探しシナリオ後半では「まぶしい夏休みを断ち切る方法」を探している

つまりSummer poketsでは全編を通して、「過去との向き合い方」を伝えているのではないかと感じた。

 

Keyというブランドの覚悟

この作品を作るにあたって、麻枝准さんはインタビューで、

サマポケで本当に泣けるものを作らなければKeyは終わり」という覚悟で挑んでいたらしい。

そして、僕がサマポケで感じた、「過去にとらわれず、未来を歩き続け、大事なものを見失わないために過去を振り替える」というテーマは、

サマポケを作る上での覚悟や、Keyというブランドのこれからの目標を表している、いわゆるメタファーなんじゃないかなとも思えました。

そもそも、Keyで夏ゲーといえば「AIRであることは、もはや普通のことで、AIR自身も未だ評価されている名作中の名作であることには違いない。

そんなAIRと被る、

「夏」というテーマを前面に押し出している時点で、かなりの覚悟があったのだと考えられる。

そして、イラストレーターの変更や、新しいシナリオライターの導入と、いままでの伝統を崩した、まったく新しいメンバーで作られた今作は、

絶対に成功しなければいけない作品だったと思う。

そしてサマポケの「Keyとしての伝統を残しつつ、新しいものを作る」というのは、

過去にとらわれず、未来を歩き続けるというサマポケのテーマに強く込められているのかなとも思いました。

 

まとめ

めちゃくそ名作でした。

Key作品は今までCLANNADが一番好きだったんですけど、Summer PocketsCLANNADとは感動のベクトルが違いますが、同じぐらい感動した作品だと思います。

特にプレイ後の余韻がすごい.....確実に心をえぐられる感じがヤバイ(語彙不足)

この記事はプレイ直後に書いていたので、まだサマポケの虚無感とか余韻が残っていてうまく言葉にできなかった部分もありましたが、

僕が言いたいのは

Summer Pocketsは紛れもなくKeyの泣きゲーである。

です!美少女ゲーム好きな人は絶対やったほうがいいよ、マジで。

 

【2018年】どこで買うとエロゲは安くなるのか

新作エロゲはどこで買うと安いのか

結論から言ってしまえば、発売日にヤフオクやメルカリなどのフリマ落ちを狙うのが、最も安く新作をプレイする方法である。

エロゲは一度インストールしてしまえば、あとは永久に遊べてしまうので、需要が高い発売日直後に売る人が多いためである。

最近では、パッケージ版にダウンロード版をインストールできるプロダクトコードが付いていることがあり、パッケージを手放したくないために、カードだけを安く売る人もいる。

しかし、僕は新作ゲームはやっぱり、予約して発売日を楽しみに待つのが醍醐味であると思うし、早期予約すれば、豪華な特典もついてくる。

そして、エロゲが衰退している今、少しでも支えになればと、エロゲメーカーへの投資として予約している。

まあこれらは完全に僕の自己満足なので、安くゲームをプレイすることだけを追求するならば、必要のないことでもある。

 

ダウンロード版とパッケージ版

どこで買うという話の前に、エロゲーにはダウンロード販売とパッケージ販売の二種類ある。

どちらが安いのか、というと物によるとしか言えないが、調べている限りではパッケージ版の中古のほうが安いことが多い。

ただし、ダウンロード版を販売している、DLsiteやDMMは定期的にセールを行っており、セール時には中古価格よりも安くなることがある。

なので、ほしいエロゲがある場合には、セール時の価格と、使うショップの中古価格を比較してみることをお勧めする。

例外として、たまにパッケージ版ではありえないようなプレミア価格が付いているゲームがある。(例:さよならを教えて、Carnival等)

このようなゲームは、ダウンロード販売によって安く手に入れることができる場合があるので、プレイしたい場合には諦めずにダウンロード版を確認しましょう。

 

CARNIVAL CARNIVAL

ダウンロード版のメリット

・パッケージがないので場所を取らない。

・データなので管理が楽

ディスクレス

・購入して即ゲームを開始できる。

 

デメリット

・パッケージがない

・売れない

・セール時以外は値段が高い。

 

主なダウンロード版販売サイト

僕が使っているのは以下の2つのサイトである。

・DMM

・DLsite

どちらも、説明不要の大型サイト。扱っているゲームの種類がとても豊富で、2000年代初期の作品から最新作まで幅広く扱っている。

DMMでは月額エロゲ遊び放題、DLsiteには3日間だけ安くゲームをプレイできるレンタル機能、などの購入してプレイする以外の方法もあることを覚えておきたい。

そして、先ほど言ったように、ダウンロード版はパッケージ版よりも、高いことが多いので、セール情報をこまめに確認して、ほしいゲームをお得に手に入れていきたい。

 

 

パッケージ版のメリット

・箱とディスクを所有していることによる、満足感。

・特典が付くことが多い

・安い

・売れる

 

デメリット

・箱で場所がとられる。

・DL版のように買って即プレイできない

 

主なパッケージ版販売サイト

僕が使っているのは以下の2つのサイトである。

Amazonマケプレ

駿河

パッケージ版販売サイトには、これ以外にもたくさんあるが、結局はこの二つを使い分けるのが手っ取り早く、楽に安く手に入れることができると思う。

理由としては、Amazonはエロゲ以外の買い物にも普段利用しているので、使い慣れていることや、他サイトと比較しても安いことが多く、なおかつ発送が速いからである。

そして駿河屋は、おそらくエロゲ通販サイトの中では「一番安い」。

どこで買うとエロゲは安いのか、その答えは駿河屋である。

まず、駿河屋は大体2000円以上の買い物をすれば、送料無料になる。

そして駿河屋は、毎日タイムセールを行っているので、ほしいゲームがあるならば、セール価格になるまで待つと良いと思う。

大体どのゲームもチェックし始めてから、3日以内にセールによる値引きがされていることが多い。

ただし、駿河屋は商品の状態の詳細があいまいなのと、発送がとてつもなく遅いデメリットがある。

なので、すぐに欲しい場合はAmazonを利用したり、少しでも安くしたい場合は、駿河屋でほしいものをまとめ買いして、買い物の頻度を減らし、発送の遅さをカバーするなどの工夫をしたい。

 

 

まとめ

エロゲを安く買うには

・様々なサイトの値段を比較する

・ダウンロード版のセールを狙おう

・レンタルや月額サービスを利用する

Amazonマケプレ駿河屋タイムセールが最強

こんな感じだと思います。

エロゲの値段は高く、そして数が欲しくなるものなので、少しでも安くなる工夫をして負担を減らしていきましょう!

 

 

 

 

引き込まれる世界観|千の刃濤、桃花染の皇姫 感想

初めに

※ネタバレはなるべく控えましたがもしかしたら人によってはネタバレと感じることがあるかもしれません予めご了承ください。

 

 

 

 

たった今メインヒロインの宮国 朱璃ルート、いやこのゲームの本来のストーリーが終わったところだが、久しぶりに本当に想像以上に感動した。普通に涙出てた。

この感動が冷めないうちにここに自分の気持ちを書いておこうと思う。

 

個人的な感想

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僕は以前穢翼のユースティアをプレイして衝撃を受けた。完成された世界観と丁寧な伏線回収、怒涛の展開に夢中になりながらモニターにしがみつき夜通しプレイしていた。そしてプレイ中の興奮とゲームが終わった時の虚しさは今でも思い出として残っている。

ユースティア以外にも、いや、ゲーム以外にも、何かに感動し心が動く瞬間というのは自分を忘れてただただ感情に身を任せる心地よさと何とも言えない高揚感があり忘れられない思い出となる。

そして千の刃濤、桃花染の皇姫には最初はそこまで期待していなかった。「ユースティアが売れたから同じようなシリアス系のファンタジー作品を出した」そんな印象だった。ネットの評価も「悪くないがユースティアには劣る」そんなレビューが多い印象だった。

しかし僕はこのゲームをプレイして思う。このゲームはユースティアに劣らないむしろ負けない。プレイヤーを感動させ何かを心に残してくれる名作だと確信した。

レビューなどでよく見るコメントとして、話の辻褄が合わないだの、このキャラクターが全然生きていないだの、ご都合主義だの、主人公モテすぎなど言われてもそんなことは関係ない。ただこのゲームをプレイして僕は感動して涙が出てきた、それだけなのだ。

このゲームにはプレイ中にプレイヤーをゲームの世界に引き込み、作中の登場人物に共感、同調させる力があったと僕は感じた。

まあともかく千の刃濤、桃花染の皇姫が僕の中の新しい名作になったことはわかっていただけたと思う。

僕自身も少し冷静になってきた、ここら辺でプレイ中に感じたこの作品の特徴を書いてみる。あくまで僕の感想であるので違うように感じる方がいるのもご了承願いたい。

 

特徴

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派手な雰囲気とカオスな時代背景

まず感じたことは今までのオーガスト作品と比べてCGの雰囲気が派手、特に色遣いがいらびやかな印象だった。これまでのオーガスト作品は学園物を主に取り扱っていたからだと思うが、服や背景などのCGの色遣いはギラギラさせず、しっとりとした印象のものが多かった。

しかし今作はまるで弥生時代のように卑弥呼みたいな恰好をする皇族とドイツの軍服みたいな物を着た現代兵器の武装集団がいると言うなかなかカオスな世界観だ、そしてこの新しいCGの派手な雰囲気とカオスな時代背景はユースティアとは異なるオーガストさんの全く新しい作品への挑戦だと僕は感じた。

 

シナリオが単純に熱い

これは言葉の通りでシナリオが非常に熱い、もし僕が中学生の時にこのゲームをプレイしていたならば確実に武人になって刀と思わしき傘を振るっていたと思う。

派手なエフェクトや非常に凝った演出からの戦闘シーンの興奮は今までのエロゲにはなかったものだ。(あとやっぱ男なら刀とか兵器とかでドンパチするの嫌いな奴はいないよなぁ!)

 

生きているキャラクターたち

これは僕が考えるオーガストさんの特徴なのだが、シナリオという一つの話の中でキャラクターたちが動くのではなく生きているように感じるのだ。そしてエロゲはキャラクターを好きになればなるほどシナリオが引き立ちより自分を物語の世界に没頭させることができる。

キャラクター一人一人の特徴を明確にし、それに基づいた、行動、考え方、感情の移ろい方などが恐ろしいほど自然にできているのはオーガストという熟練メーカーの経験と作りこみによる賜物だと思う。

 

まとめ

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僕はこのゲームで泣いたとあるが、それがなぜなのかレビューを書いていて分かった。

僕はこのゲームに登場するすべてのキャラクターたちが好きになっていたのだ。主人公もヒロインも悪役も全員が好きになっていた。

それぞれが自分の中の信念や守るべきものを信じ、武人となって忠義のため戦うさまは人としてうらやましく美しい精神だと思う。

そして宮国 朱璃が己の忠義がゆえに桃の花びらを散らすシーンをみて、僕は達成感、哀愁、虚無感、喜び、、、様々な感情が渦巻いて....気が付いたら画面の前で泣いていたのだ。

これを読んでいただいて方でまだ『千の刃濤、桃花染の皇姫』をプレイしたことがないすべての人に言いたい、、

プレイしよう。そして泣こう。

 

色褪せない名作|CROSS†CHANNEL 感想

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ゲーム概要

CROSS†CHANNELと言えばエロゲーをプレイしている人のほとんどが知っているであろう名作、金字塔と言われているほどの作品である。ただ最初の発売が2003年のものでありこれを書いている2018年から15年も前の作品でもある。そんな古いゲームでもps vitaに移植されたり何回もリメイクされていたりといまだ朽ちることのない名作として扱われているのが伺えたりもする。

まあそんな感じに名作扱いされているならやりたくもなって「復刻版」を買ってプレイして見ました。

個人的な感想

ループ物の作品というよりはかなりメッセージ性が強い作品という印象です。また主に主人公のセリフの言い回しがかなり独特でギャグがかなり笑えました、特に「僕の可愛い二億匹の小さなワンダフルライフたち」は強烈な印象で忘れられねーですよ!

このゲームのシナリオは人の汚さ、世の中の悪意を濃密に移しつつも人間関係の大切さを説いている「かなり社会派のエロゲー」です。

最近、書店に行くとだいたい入り口付近にある流行っている本ランキングみたいな奴あるじゃないですか、その中に大体自己啓発本があって内容は人生の生き方みたいなハウツー本みたいなやつだと思うのですが、その中でも人間関係に関する本では「孤独」という単語が流行っている印象で、SNS等が流行って他者とかかわっていない時間がほとんどない現代で人間関係が苦手で苦しんでいる人や孤独を望んでいる人が生きずらくなっているのかなっと思います。

CROSS†CHANNELでは登場人物が全員世の中の異常者で人間関係がうまくできなく苦しんでいる人たちです。そんな不器用な人達にスポットライトをあてて他者とは自分ににどのような影響を及ぼしているのかを示してくれているゲームだと思いました。

悪いと思うとこ

ただ古いせいなのか音声の収録環境が悪いせいなのか声の音質が悪かったり、絵の癖が強いなどまあ古いから仕方はないのですがそこが残念でしたね。僕は復刻版を買ったのですが購入を検討している人は最新版の「CROSS†CHANNEL final complete」を買うことをお勧めします。

まとめ

結局名作なのかどうなのかって話なのですが正直期待していたほどのゲームではありませんでした。期待値がでかすぎたってのもあるんですが、最初の日常シーンは退屈でしたし、ループするという特性上同じテキストを何回も読むはめになるので飽きやすかったです。

ですが最後までプレイしてよかったなとも思います、なんていうかEDを迎えた後の心の静けさっていうんですかね...なんかしんみりできるんですよ(語彙不足)世の中つれーなみたいな、孤独大好き人間だけど自分は人間だから一人では生きていけなくて誰かとの繋がりの中で生きているんだな~みたいなことも思っちゃう。そんな感じで「とりあえず生きるかー」って思わせてくれた作品でした。

 

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人間関係って、自分で思ってるより大切なんじゃないかなって思う。
他人からの影響が、自分を作るんだって。
俺はそれを実感しちゃうんだけど、キミはどうかな?
一人で生きていけるならいいんだけど……そういう強さがあるなら。
けどたいていのヤツって、弱いと思うから。
俺もね。ホントに一人になったら、絶対壊れると思うんだよ。
悪意ばっかりの世界だけどさ。
だいたい悪意なんだけどさ……そんでも、誰かいるわ。
自分以外の誰かが。

黒須太一