【2019年版】ガチで本当におすすめなエロゲ 4選
名作エロゲを厳選するにあたって
僕はエロゲを始めてから約2年たちまして、プレイした作品数もだいたい100作ほどになりました。
最初のころは選び方とかよくわからなかったのでよく「おすすめエロゲ」とか「初心者エロゲ」とか検索してヒットしていた作品を中心にプレイしていました。
ですが正直どれもこれも面白いってことはなかったし、逆に今でも頭から離れないほどのおもしろさを持った作品もありました。
この記事で紹介するのは僕が「名作中の名作」だと思っているエロゲです。
ここで上げる作品は本当におもしろいので、まだプレイしたことがない人やエロゲ初心者のかたはとりあえずやってみてみることをお勧めします!
100作品以上から選んだ名作おすすめエロゲ
穢翼のユースティア / オーガスト
悲劇は往々にして不条理なものだが、これほど不条理という形容がしっくりくる悲劇もなかった。その日、この都市の一角が多くの人命と共に大地へと崩落した。性別、年齢、人間性、地位、経済力……犠牲者に一切の区別はなく、ただそこにいたという一事だけが、彼らの命を奪った。なぜ死なねばならなかったのか。無数の死に何の意味があったのか。答えはなく、残された人々に与えられたのは、輪郭のない茫洋たる喪失感だけだった。後に “大崩落(グラン・フォルテ)” と呼ばれる悲劇だ。あれからずっと、この都市 『ノーヴァス・アイテル』 には不条理の雨が降り烟っている。上層から下層へと、都市を濡らした水は低きへ流れ、やがて牢獄に聚まり澱む。嵩を増す汚水を取り除く術もないまま、囚人たちはただ喘ぐ。いつの日か、この都市に陽が差す時が来るのだろうか。
もうあらすじからして面白い。
独特の世界観で作られた暗いストーリーに萌えを融合させている奇妙な作品ともいえる。
最大の魅力はシナリオにあって、不条理で絶望的な世界で生きている人たちの「生き方」にフォーカスが当たっています。
そのため主人公だけでなくメインヒロインや脇役を含めて各々が絶望的な世界で「なんのために生きるのか」という問いを島で起こる事件や謎を解決しながら問いつめていくシナリオは本当に心に刺さりますし、登場人物一人一人のストーリーが書かれているかのような奥深さがあります。
BGMとCGの完成度も素晴らしくストーリーを引き立たせていたと思います。特に背景の完成度が以上だったと思う。
また娼婦、殺害、窃盗、薬などダークな表現がこの作品には沢山でてきますがそういった表現を最大限に活用できるのも、一つのエロゲの面白みだということがよくわかる作品だと思います。
価格が高くないのもgood。
ストーリーも長すぎることはなく飽きが来ないので
「何をやったらいいかわからない初心者」はとりあえずこれでok。
8,424円
WHITE ALBUM2 / Leaf
舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代の思い出を作るため、軽音楽同好会へ加入し、学園祭でステージに立とうと思うが、本番を待たずしてバンド自体がメンバー間の痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭に参加することを諦められない春希はメンバー集めを開始、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であることをつきとめ、紆余曲折の末に彼女をメンバーに迎えることに成功する。バンド再結成から本番まで時間も無くバラバラだった3人だが、練習などを通じて結束を深め、結果として学園祭のステージは大成功を収めた。しかし、3人の想いはステージ終了後から少しずつすれ違いを始め....
エロゲ批評空間で95点越えをたたき出している凄いやつ。
作中に多くの曲が使われているのが特徴で特に「届かない恋」「white album」はエロゲソングの中でも名曲中の名曲。
2だけど続編ではないので安心してプレイしてください。
2018年にすべての話が入ったお得なバージョンが発売しているので購入はそっちがオヌヌメ。
三角関係、浮気がテーマの作品ですがこの作品の真の魅力は主人公とヒロインが高校→大学→社会人と年齢が重なっていくなかでの関係の変化や心の成長を濃密に書いた作品というところです。
やさしさ故に他人を傷つけてしまったり、一時の感情のせいでうまくいっていたことがうまくいかなかったりと「心のすれ違い」が起こるたび主人公は苦しんで落ち込んでそのたび周りの人に助けてもらってまた成長する様子はほんとに心に刺さります。
このゲームはよくプレイするのに胃薬が必要といわれたりもしていますが、割と冗談ではなく胃にストレスがかかるほど引き込まれて感動するゲームです。
本気で感動したい人は絶対にやるべきエロゲだと思います。
6,480円
サクラノ詩-櫻の森の上を舞う- / 枕
春休み。主人公である草薙直哉の父にして、世界的な画家でもあった草薙健一郎の葬儀が終わった。直哉は「父と自分は関係がない」と言って、父が残した莫大な遺産の相続権を放棄してしまう。また、直哉の母は先に死去していたため、彼は天涯孤独の身となった。そのため、直哉にとって親戚であると同時に、直哉が通う弓張学園の教師でもある夏目藍は、自分と弟の夏目圭、妹の夏目雫が暮らす「夏目屋敷」で、直哉も一緒に暮らすことを提案。 新学期が始まって3年生に進級した直哉のクラスには、編入生として御桜稟が入ってくる。彼女は約6年前に引っ越していった、直哉の幼なじみだった。
2004年発売予定のはずがいろいろあって2015年に発売されたというなかなか面白い経歴を持つ作品。
この作品のテーマは「幸福の先の物語」。僕は最初何のことかわからなかったがプレイした後はかなり深い意味を持つ言葉だとわかります。
シナリオは普通のエロゲと同じく主人公はヒロインとかかわって問題を解決してハッピーエンドを迎えますが、この作品はその先に待っている話も書いているのが特徴で、ここが一番ライターさんが書きたかった部分なんじゃないかなと思いました。
最初こそイケメン天才芸術家の青春を送っているものの社会人になって普通に就職して働いて帰りに地元の友達とビールを飲んで飲み過ぎでげろを吐く主人公....
なんて人間味あふれる主人公なんだろうか
サクラノ詩が名作だと言われる理由はこの「誰もが共感できる主人公」の影響が一番強いと僕は思います。
もちろんそのシーンに至るまでのシナリオ展開も非常に練られていて、無数に張られた伏線がどんどん回収されていく展開はかなり引き込まれます。
「幸福とはなにか、美とは、芸術とは、人にとっての神とは....」これらの哲学的な問題を主人公の人生と共に考えて理解していくのがこの作品の魅力だと思います。
「幸福とはなにか」を考えたことがある人は絶対にプレイするべきだと思います。
サノバウィッチ / ゆずソフト
主人公・保科柊史は、ある秘密を抱えていた。それは「他人の気持ちを感じ取れる」という力を持っているということ。時に、彼のクラスメイト・綾地寧々も秘密を抱えていた。それは「自分の意思に関係なく発情してしまう」というものだった。当初2人はただのクラスメイトに過ぎなかったが、ある日柊史は不慮の事故から発情した寧々のオナニーシーンを目撃してしまう。
みんな大好きゆずソフト。僕が初めてプレイしたエロゲであって、エロゲにはまることになったきっかけの作品でした。
ゆずソフトは「萌え」を第一に重視しているメーカーなのでストーリーは割と荒削りだったり単純に展開がマンネリで面白くない作品が多いですが、サノバウィッチはシナリオや演出がよくできている作品です。
他の作品ではダラダラとイチャイチャ描写だけ流して締めが弱かったり、下手なシリアスを入れたせいで萌えにキャラの描写が弱くなったりすることがありましたが、サノバウィッチはどのヒロインのシナリオも学園物の甘酸っぱさをよく引き出していてプレイしていて非常にニヤニヤすることができます。
そして立ち絵、CG、BGMなどはもう文句がないです。これはゆずソフトの特徴でほんとに出来が素晴らしいと思います。
シナリオも明るく学園物で非常にとっつきやすいので初心者の方と萌えに飢えている人はぜひやるべし。
ちなみにゆずソフトはどの作品もクオリティが高くハズレが少ないので初心者さんに特におすすめ!